憲法において義務付けられている納税は、日本国民三大義務の一つであり、国の根幹を為すものです。
しかし国が成熟して行くに連れ税制度が複雑化してしまい、国民が簡単に理解できるシステムではなくなってしまいました。だからといって理解を放棄してしまうと意図しない脱税や、または逆に払い過ぎてしまうことが起きてしまいます。そうならないためにも、最低限の税に関する知識は必要なのです。ではそういった税のことについて学ぶには、いったいどうするのがいいのでしょうか?
国税庁のHPを見る
国税庁のHPには「税の学習コーナー」というページがあります。そこでは4段階のレベルで税について説明がなされていて、最初は「入門編(小学生向け)」、次に「発展編(中学生向け)」、そして「応用編(高校生向け)」、最後に「実践編(高校生以上向け)」となっています。
加えてビデオやゲーム、クイズなども用意されていて、基礎的なことから応用まで税に関する多様な疑問が理解できるようになっています。最初のとっかかりとしては、まずこのHPをご覧になることをお勧めします。
税務署で相談
より具体的な悩みや相談が必要な場合は、最寄りの税務署に相談しに行きましょう。相談の時間をきちんと確保するために、税務署での相談は事前予約制となっているので、一度最寄りの税務署にお電話して詳細の確認をお願いします。
また2019年10月の消費税率引き上げに伴い、現在実施されている軽減税率の相談については、消費税軽減税率電話相談センターというものが設けられているので、そちらに一度相談してみて下さい。フリーダイヤル「0120-205-553」がその番号になります。
税理士を目指す方へ
社会人の方で税理士を目指すための勉強を始めたい、と考えている方もいらっしゃると思います。何故なら税理士資格取得のための11科目中5科目の試験合格という規定は、一回で全て合格する必要がないため長期の計画が立て易く、時間の無い社会人にも現実的な目標としてトライできるからです。
しかし税理士試験は、合格率は10~20%と言われている難関試験で、しかも年に一度しかない試験なので、気が付けば挑戦を始めてから10年、なんてことにもなりかねません。その上試験を合格後、基本的に2年の実務経験を経ないと税理士登録はできないことになっています。
あまり試験合格まで時間をかけていられないからこそきちんとスクールに通い、なるべく短期間での合格を目指す必要があるのです。