この世に存在する殆ど全ての物やサービスに、それぞれ専門的なデザインというものが存在します。デザインというのはそれほどまでに範囲が広く、そして多岐にわたるものなのです。そこでデザインの中にいったいどのようなジャンルがあるのか、代表的なものをまず紹介して行きたいと思います。
代表的なデザインの種類
ファッションデザイン:かつてはデザイン、と言えばファッションが代表的なものでした。服のデザインのことを思い浮かべる方が多いと思いますが、帽子、カバン、そしてそれらの元になる生地そのもののデザインも含めて、ファッションデザインと呼ばれます。山本寛斎やコシノジュンコ等、日本からも多くの有名デザイナーを輩出しているジャンルで、デザインの中でも特に華やかな世界と言ってもいいでしょう。
- グラフィックデザイン:雑誌広告、ポスター、フライヤー、そして数多ある商品のパッケージデザインを行うのがグラフィックデザインです。ただ職業としては、紙媒体が減少していることや、簡単なものであれば素人でもPCで直ぐにデザインできるようになったこと等から、需要が減り現状は少し厳しくなっています。これからのグラフィックデザイナーには、どのような付加価値を加えられるか、ということがテーマになっていくでしょう。
Webデザイン:インターネットの勃興によって一時期もてはやされたWebデザインですが、WordPressのような便利なソフトウェアの登場により、熟練者でなくてもある程度のデザインされたWebサイトが作成できるようになりました。とはいえSEOやアクセス解析、ブラウザ毎の調整までWebデザインの一部と考えるなら、まだまだ初心者には難しい部分もあります。
- CGデザイン:現代の映画やゲームは、これなくしては語れません。そしてCGデザインは、単にCGデザインソフトを扱う能力があればいい、というものではなく、2次元のイラストやデッサン画を3Dにする必要があるため、かなりの技術や創造力が必要になります。そのため職業として選択するなら、需要はかなりあるデザイン業界と言っていいでしょう。
デザインの学び方
これまで見てきたように、デザインはそれぞれの分野毎に異なった特徴があります。単純にデザインやイラストを作成することにセンスがあったとしても、それをそれぞれのジャンルのものとして落とし込むのは、実際また別の能力が必要なのです。そのためやはり専門的なデザインを学ぶ必要があり、そのための最良の方法は専門的な学校に通うことです。デザインの世界は、それぞれの分野に踏み込まないと分からない細かな部分がとても多いのです。